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須磨水族館リニューアルはいつから?スマスイ民営化で値上げに反対の声も

須磨水族館レジャー

長い間、神戸っ子に親しまれている
神戸市立須磨海浜水族園。

神戸唯一の水族館で、
地元の方は「スマスイ」の愛称で
親しみを込めて呼んでいます。

このスマスイが、2024年の春の
開業に向け、2021年度よりリニューアル
工事が行われることが発表されました。

スマスイは、開園から30年以上経っており
老朽化も進んでいます。

ですので、ある程度の改装工事は
安全のためにも必要ですし、新しく
生まれ変わるスマスイに期待も高まります。

しかし、単純にリニューアルで綺麗になる!
とは喜べない部分もあるようです。

そこで今回は、

という内容でご紹介していきます。

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スマスイのリニューアルはいつから?オープン日は決まってるの?

スマスイのリニューアル工事は、
2021年度から開始される予定です。

スマスイの建て替えだけでなく、
隣接する須磨海浜公園も含めて
リニューアルを行い、大型リゾート
計画化が進んでいます。

ホテルの建設なども予定されており
滞在型観光地を目指すという
発表がありました。

新水族園のオープンは2024年春の
開業見通しとなっており、
正式な日程はまだ未定です。

神戸市立須磨海浜水族館へのアクセスについて

住所神戸市須磨区若宮町1丁目3−5
電話番号078-731-7301
アクセス・JR「須磨海浜公園」駅から徒歩5分
・山陽電鉄「月見山」駅から徒歩10分
駐車場情報専用駐車場無し
近隣の市営駐車場を利用
営業時間午前9時~午後5時
※入園は閉園1時間前まで
定休日2019年12月および、
2020年1月〜2月の毎週水曜日
※一部除外日あり

神戸市立須磨海浜水族園公式サイト

須磨水族館の値上げはいつから?リニューアル後の料金と改装の時期も

須磨海浜水族園のリニューアルに
伴い、市民の関心が高いのが
新水族館の入館料です。

現時点で発表されている価格と
今の入館料を比べてみましょう。

現在の入園料新入園料(予定)
大人
(18歳以上)
1,300円3,100円
中人
(15-17歳)
800円3,100円
小人
(小・中学生)
500円1,800円
幼児無料1,800円
高齢者市内在住 650円
市外在住 1,040円
2,500円

と、このようになっています。

現在は、身体障害者手帳をお持ちの方や
療育手帳を持っておられる方は
入園料が免除になっています。

なお、水族園の改装の時期ですが
まずは2021年4月から水族園本館以外の
解体に着手し、2023年5月に
本館も含め完全に閉園する予定です。

須磨水族館の料金が値上げ!関西で一番高くなるって本当?

神戸水族館

関西には須磨海浜水族園を含め
いくつかの水族館があります。

それぞれの入園料について
現時点では須磨水族館はかなり
リーズナブル価格なのですが
値上げ後はいきなり高額の
トップに躍り出てしまいます。

参考までに、値上げ後の須磨水族館の
入園料は他の水族館と比べて
どれくらい違うのか、一覧表で
ご紹介しましょう。

海遊館城崎マリン
ワールド
京都水族館須磨海浜水族園
(値上げ後)
大人
(18歳以上)
2,300円2,600円2,050円3,100円
中人
(15-17歳)
2,300円2,600円1,550円3,100円
小人
(小・中学生)
1,200円1,300円1,000円1,800円
幼児600円650円600円1,800円
高齢者2,000円2,600円2,050円2,500円

関西にある主な4つの水族館と
入園料を比べましたが
やはり、須磨海浜水族園が
リニューアル後はダントツで
高額になりますね。

なお、神戸市近隣の水族館について
詳しく述べた記事がありますので
そちらも是非ご覧ください。

須磨水族館のリニューアルの背景!民営化の理由とは

そもそも、何故須磨海浜水族園はリニューアルを
しなければならないのでしょうか?

老朽化対策だけなら、別に建て替えまで
しなくても良いですし、まして民営化まで
行う必要はありません。

現在、神戸市立須磨海浜水族園は
神戸市が運営しているのですが、事業自体は
黒字経営なんです。

ではなぜ、ここまでして大型リゾート化を
進めていかなければならないのか
理由を紐解いていきましょう。

海浜公園の大型リゾート化計画

神戸市立須磨水族館は、須磨海浜公園という
公園の中に位置しています。

今回、この須磨海浜公園一帯を
大型リゾート化しようと計画が進んで
いるのですが、何故そこまで生まれ
変わろうとしているのでしょうか?

それには、神戸市が長年課題としていた
「滞在型観光」を目指しているから
という理由があります。

この公園を大型リゾートにすることで
観光客に長く滞在してもらい、
活性化させたいという狙いがあります。

公園内には歴史ギャラリーや
多目的ギャラリーなどが入った「パーク
コンシェルジュ棟」、多目的広場、芝生広場、
子ども向けアート遊具、健康遊具などを設置。

また、多様な利用者層が楽しめるにぎわい
施設として、子育て支援・知育スタジオ、
キャンプ体験レストラン、カフェなどが入る
「松の杜ヴィレッジ」を建設予定です。

もう一つの目玉として、7階建て、全室
オーシャンビューの宿泊施設
「神戸須磨パークス&リゾーツホテル(仮称)」も
誕生し、イルカと触れ合うことができる
「ドルフィンラグーン」も併設される予定。

公園エリア内には約1110台の駐車場も完備し、
地域住民の憩いの場としての公園と、観光集客の
場としての都市型リゾートの両立を目指す
発表されました。

須磨水族館の老朽化問題

どんな建設物も、いずれは老朽化し
危険ではあります。

須磨水族館も、開園から30年経つ
わけですから、全く何もしない
というわけにはいきません。

ただし、老朽化に伴う改装工事には
約15億円の費用がかかってしまいます。

この費用を市が負担するにはあまりにも
財政を圧迫してしまうので、民営化に
踏み切ったという事情があります。

須磨水族館のリニューアル後のメリットとデメリット

須磨海浜水族園外観

では、ここからは具体的に、須磨水族館を
リニューアルすることでのメリットと
デメリットを考察していきましょう。

須磨水族館リニューアルのメリット

須磨水族館をリニューアルすることで
価格の面では確かにデメリットしか
感じられませんが、もちろんメリットは
あります。

いくつか挙げてみたので、皆さんも一緒に
考えてみてください。

①須磨水族館だけでなく海浜公園を活性化させることになる

地元の皆様には、須磨水族館だけでなく
須磨海浜公園も大切な財産で、
憩いの場として馴染みのある場所です。

しかし、観光客にとっては須磨水族館は
知っていても、周りの海浜公園の存在を
ご存じ無い方も多いのではないでしょうか?

実は私自身も、神戸にほど近い場所に
住んでいるにも拘わらず、公園については
全くと言って良いほど知りませんでした。

先ほどもご紹介した通り、かなり歴史のある
公園ですので、この公園ごと活性化させる
ということについては、メリットではあります。

②西日本唯一のシャチのショーが見られる

いま、須磨水族館にはさまざまな
海の仲間たちが住んでいます。

しかし、意外にもシャチがいないのを
ご存じでしょうか?

さらに、調べてみたところ今のところ
西日本ではシャチのショーが見られる
水族館は無いんです。

須磨水族園のリニューアルに伴い
シャチのショーの施設が建設予定なので
新オープン後は、西日本で唯一
シャチのショーがみられる水族館として
話題になりそうです。

③敷地内にホテルができリゾート化される

リニューアルにともなって、公園の
敷地内には大型リゾートホテルの
建設が予定されています。

今、須磨水族館の近隣はあまり宿泊施設が
充実していないのと、宿泊してまで
須磨水族館で楽しむという方はあまり
おられませんから、どうしても
日帰りで楽しむ施設というイメージが
あります。

しかし、ホテルができることで
数日にわたって遊ぶ人も増え、その分
収益はもちろん上がります。

④国内外から多くの観光客が見込め滞在型観光の推進が期待

最近では、日本に旅行で来られる
外国のお客様も増え、日本自体は
活性化されている雰囲気ですが
ここ、神戸須磨でも多くの観光客に
来ていただいて、滞在型観光の
推進に期待しています。

先ほどもお伝えしましたが、今はまだ
滞在型の観光地とはいえない
須磨地区ですので、リゾート化計画により
神戸市の長年の希望が実現する予定です。

須磨水族館リニューアルのデメリット

一方、デメリットとしては具体的に
どのようなことが考えられるか
検討してみましょう。

①料金が高すぎて親子で気軽に通えなくなる

まず、やはりここでも何回も言われている
入園料が高すぎるという問題です。

テレビ番組が、この件について特集を
組んで放送していたのですが、そこでは
家族連れの男性が

値上がりしたら、親子4人で遊びにきたら入園料だけで、もう1万円になってしまうもんなぁ。だったら焼肉食べにいけるなぁ(笑)

とおっしゃっていました。

確かにそうですね。

一般的な家族構成として、両親と
子供さんが2人で入園したとしたら

大人2人 3,100円×2=6,200円
子供2人 1,800円×2=3,600円

合計9,800円になります!!

この他に、交通費や食事代が
かかりますので、そうそう気軽には
行くことができなくなります。

②のびのびパスポートの廃止

神戸市では、子どもたちの健全な
育成を図り、教育環境をより一層
充実させるため、市内に在住または
通学する小中学生を対象に、教育
施設等を無料で入場できる
「のびのびパスポート」を
発行しています。

現在、のびのびパスポートを使って
楽しめる施設として、須磨水族館が
対象になっていますが、
リニューアル後は対象から外れます。

つまり、神戸市の子供たちは
リニューアル後は1,800円の入園料を
支払わないと水族館を楽しめません。

③市民が親しんでいたものとは異なる可能性

須磨水族館は、開園してから30年、
市民に寄り添う水族館として
人気を博してきました。

しかし、リニューアル後は
大型リゾート化されることもあり
市民が親しんでいた水族館からは
かけ離れてしまうということが
懸念されています。

須磨水族館のリニューアルに反対!「須磨水族園を考える会」とは?

神戸市市民の中には、このリニューアルに
対して反対の意見を唱える方も
おられて、さまざまな活動を行って
おられます。

それが、「須磨水族園を考える会」です。

須磨水族園を考える会では、
須磨水族園の再整備を見直すことを
市に要求する署名運動を中心に
須磨水族園の未来について考えようと
訴えかけています。

ご興味がある方は、下記須磨水族園を考える会
公式Facebookをご覧ください。

須磨水族園を考える会公式Facebook

まとめ

今回は、須磨水族園および須磨海浜公園の
リニューアル計画に関してご紹介しました。

このような大型の事業を行うには、どうしても
双方の意見がぶつかるのが普通です。

しかし、どちらも「神戸市の未来をよくしたい」
という思いは同じのはず。

まだ時間がありますので、引き続き
よく話し合いをなさって、お互いが納得する
結果になればいいなと願っています。

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